通信方式から見るSplatoonのラグについて
Splatoonも発売して1年が経過し、今では最後?の甲子園が始まりましたね。
依然盛り上がり続けるゲームで、僕もよくプレイしており、ウデマエもS+カンストさせることが出来ました。
僕は昔からFPS(一人称のシューティングゲーム)をやっているのですが、それと比較してSplatoonはラグがひどい印象を受けています。
○発当てたのに敵死んでねえ!とか、それ当たってる?っていう死に方をしたり、様々な形でラグが生じてしまっていますね。
僕のブログでは、有線or無線という話や、回線速度がー!といった話は他のブログで嫌というほど語られていると思うので、通信方式をメインにまとめてみました。
ラグというのは、ゲームにおける動作のズレなどを意味しており、主にネット回線によって生じてしまうものです。
Splatoonのような"オンライン"ゲームにおいてはまったくゼロにすることは不可能なんですね。
Splatoonのラグについてはこちらの記事が分かりやすく解説してくれています。
ラグについてのわかりやすい解説(文責:ふーみそん) - STP スプラトゥーントッププレイヤー達のギア選びから立ち回りまで
ラグによって相打ち扱いになったりなど、敵が死んだ場所から弾が飛んできてこちらも倒されるのはこの解説で納得がいきます。
つまり、こちらが敵を倒せるだけの弾を当てても、敵にその情報が届くまでに敵もこちらを倒しているというわけですね。
しかし、僕は倒せるだけの弾を当てても敵が死ななかったり、ボムが敵の真下で爆発しても倒せなかったりした経験があります。
同ブログでは”デス自体は弾が確殺数当たった時点で(相手が無敵を吐いてない限り)確定している”とありますが、これではこの現象の説明ができません。
この説明が確かならば、倒せるだけの弾を当てていれば敵は倒せるはずで、ボムが敵の真下で爆発したのであれば倒せるはずです。
この原因として、僕は”弾ロス”のような現象が起きているのでは…?と考えています。
古いFPSでよく使われていた用語で、文字通り弾がロス(消失)する現象です。こちらは当たってるように見えてても、回線の影響で敵には届かなくなってしまうんですね。
多くのゲームは、ゲームをする上での通信方式がP2P方式というものでした。これはユーザー間で通信をしながらゲームをする方式です。
Splatoonでいうと、試合中で8人のうちの1人がホストとなり、このユーザーを中心に他の7人が相互に通信をしながらゲームが進行していきます。
よくある通信速度を測定するサイトがこちらになりますが、
Speed Test - Free Internet Speed Test – HTML5, No App Needed
こちらは日本の場合は東京にあるサーバーと通信して結果を表示しています。そのため、応答速度を表すping値は住んでいる場所が東京に近いほど小さな値となり、高速であるという結果が返ってきます。もちろん回線の良し悪しはありますが。
しかし、海外の人がホストになってしまった場合では、海外の人を中心に通信をするため、他の人が良い回線状況であっても全体的にラグい試合になってしまうのがP2P方式の欠点です。
細かい内容については別ゲームですが、こちらがよくまとまっていると感じました。
ざっくりと一言で表すならば、このP2P方式はSplatoonを始めとした展開の早いゲームには向いていません。ざっくりしすぎですか。
本来であればサーバーを介する方式(CS方式)が向いており、こちらでは、
自分「敵を倒せるだけの弾を当てた!」
サーバー「オッケー!」
サーバー「お前死んだよ」
敵「そんなあ!」←死亡
となるところが、P2P方式では、
自分「お前倒したぞ!」
敵「え?なんだって?」←生存
と、回線の悪さ=耳の悪さみたいな感じですかね。サーバーは王様みたいなモノなのでサーバーが死んだと受け取れば敵は否応なく死にます。
それ故に、P2P方式ではユーザーの中から選ばれるホストがサーバーの代わりになるので、ホストは回線面で優遇され強くなれますが。
CS方式はサーバーでお金がかかってしまうので、P2Pは仕方のないかもしれませんがこういったジャンルのゲームでラグは致命的なので、勘弁してほしいものですね。
サーバー費用などいろいろとメーカー側にとってメリットが大きいので減らないと思いますが、世界でプレイされているOverWatchなどはCS方式で、さすがだと感じます。
少しでも良い環境でプレイするためには、試合する際の8人全員が良い回線でプレイし、かつ物理的な距離が近い方が理想です。この通信方式の都合上、1人でも悪いと全体に影響が及びます。
物理的な距離は限界があるため、やはりまずはWiiUの有線コネクタを購入し、有線環境でプレイすることがこういったゲームをプレイする上でのマナーと言えるでしょう。